「お見合いは普通に話せたと思ったのに、仮交際に進めませんでした。」
「フィーリングが合わないと言われました。」
「将来が見えない、価値観が合わないと言われたのですが、1時間のお見合いでそんなことまで分かるものなのでしょうか?」
最近、婚活男性からこのようなご相談をいただくことがあります。
せっかく勇気を出してお見合いに臨んだのに、女性からお断りされる。
しかも、その理由が「フィーリング」「価値観」「将来が見えない」といった、少し曖昧な言葉だったら、男性としては納得しづらいですよね。
「じゃあ、何を直せばいいの?」
「結局、女性の好みの問題じゃないの?」
「お見合いだけで将来のことなんて分からないでしょう。」
そう思ってしまうのも無理はありません。
ですが、結婚相談所で数多くの会員様をサポートしてきた立場から見ると、こうしたお断り理由には、実はある程度の共通点があります。
そして何よりお伝えしたいのは、一度のお見合いでお断りされたからといって、あなた自身が否定されたわけではないということです。
今回は、仮交際に進めず落ち込んでいる男性に向けて、「女性はお見合いで何を見ているのか」「何を意識すれば仮交際につながりやすくなるのか」を具体的にお伝えします。
この記事を読むと何が分かる?
・女性が「フィーリングが合わない」と感じる本当の理由が分かります。
・お見合いの1時間程度で、女性がどこを見ているのか理解できます。
・「価値観が合わない」「将来が見えない」と言われたときの受け止め方が分かります。
・仮交際に進みやすい男性と、毎回お断りされる男性の違いが分かります。
・お見合いで無理に自分を作り込まず、魅力を伝える方法が分かります。
・お断りが続いたときに、男性が落ち込まないための考え方を身につけられます。
・明日からのお見合いで実践できる具体的な行動が分かります。
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「お見合いでそんなことまで分かるの?」は半分正解です
まず、男性からよく聞かれるのが、
「1時間くらい話しただけで、価値観なんて分からないですよね?」
という言葉です。
これは、その通りです。
正直に言えば、1時間のお見合いだけで、その人のすべてを理解することはできません。
結婚生活が始まってから分かることもたくさんあります。
相手がお金をどう使うのか。
家事をどう考えているのか。
仕事と家庭をどう両立するのか。
子どもが生まれたらどうするのか。
喧嘩をしたときにどう仲直りするのか。
こうしたことは、何度も会わなければ分かりません。
では、なぜ女性は「価値観が合わない」と判断するのでしょうか。
それは、価値観そのものを完全に見抜いているのではなく、「この人とは価値観をすり合わせていけそうか」を見ているからです。
ここは非常に重要なポイントです。
女性が見ているのは「価値観が同じか」だけではない
例えば、女性が、
「休日はどのように過ごしますか?」
と質問したとします。
男性が、
「家でゆっくりしています。」
と答えたとしましょう。
女性がアウトドア好きなら、
「私は外に出るのが好きなので、合わないかもしれない。」
と思うかもしれません。
しかし、そこで男性が、
「普段は家でゆっくりすることが多いんですが、〇〇さんは休日何をされることが多いですか?」
と興味を持って聞き返したらどうでしょうか。
「私はカフェに行ったり、友達と買い物したりします。」
「いいですね。カフェは僕も好きなので、休日に一緒に行ってみたいです。」
この会話なら、趣味そのものが完全一致していなくても、「一緒に過ごせそう」と感じてもらえる可能性があります。
つまり女性が見ているのは、
「全部一緒か?」
ではありません。
「違いがあったときに、お互いを尊重できそうか?」
なのです。
「フィーリングが合わない」の正体とは?
「フィーリングが合わない」という言葉も、男性からすると非常に分かりにくいですよね。
実は、フィーリングというのは、かなり多くの要素からできています。
会話のテンポ。
声のトーン。
リアクション。
質問の仕方。
笑うタイミング。
相手の話を聞く姿勢。
沈黙したときの空気感。
そして、「一緒にいて安心できるか」。
例えば、男性が一生懸命に話題を提供しようとして、質問を次々と投げかけていたとします。
本人としては、
「沈黙したらいけない。」
「女性を楽しませないといけない。」
と頑張っているのです。
しかし女性側からすると、
「質問に答えているだけで疲れてしまった。」
「面接を受けているみたいだった。」
と感じることがあります。
これは男性に悪意があるわけではありません。
むしろ、頑張りすぎているのです。
「将来が見えない」は、年収や条件だけの話ではありません
もう一つ、男性が落ち込みやすいのが、
「将来が見えない」
というお断り理由です。
「まだ1回しか会っていないのに、将来が見えるわけないじゃないですか。」
そう思う方もいるでしょう。
これも当然です。
ただ、女性が言う「将来が見えない」は、
「この人との結婚生活が具体的にイメージできない」
という意味で使われることがあります。
例えば、
「仕事は忙しいです。」
「休日は寝ています。」
「結婚したらどうしたいかは、まだ分かりません。」
という話が続くと、女性は男性の日常生活をイメージしにくくなります。
反対に、
「仕事は忙しい時期もありますが、結婚したら休日はできるだけ一緒に過ごしたいと思っています。」
「家事は今も一人暮らしなので、自分のことは自分でするようにしています。」
「子どもができたら、できる限り育児にも関わりたいです。」
という話があれば、
「この人と結婚したら、こんな生活になるのかな。」
と想像しやすくなります。
完璧な答えが必要なのではありません。
「結婚したらどんな生活を送りたいか」という自分の考えを少し言葉にできることが大切なのです。
実際にいた男性会員様の話
以前、40代の男性会員様で、お見合いをしてもなかなか仮交際に進めない方がいました。
仕事も安定していて、誠実な男性でした。
ご本人も、
「自分は結婚する気がありますし、条件も悪くないと思います。」
と話していました。
ところが、女性からのお断り理由は、
「会話のテンポが合わなかった。」
「フィーリングが違った。」
「結婚生活がイメージできなかった。」
というものが続いていました。
男性は次第に、
「自分には恋愛的な魅力がないんでしょうか。」
「何を話しても女性に否定される気がします。」
と落ち込むようになりました。
そこで、私はお見合いの会話を一つずつ振り返りました。
すると、その男性は非常に真面目だったため、女性から質問されると丁寧に回答するのですが、そこで会話が終わってしまっていたのです。
女性が、
「休日は何をしていますか?」
と聞く。
男性が、
「家で映画を見ることが多いです。」
で終わる。
女性が、
「どんな映画が好きですか?」
と聞く。
男性が、
「洋画が多いですね。」
で終わる。
本人としては、きちんと答えているので問題ないと思っていました。
でも、これでは女性からすると、男性のことを知るための材料がなかなか増えません。
そこで、
「答えるだけではなく、自分からも少し質問を返してみましょう。」
とお伝えしました。
さらに、
「女性の答えに対して、自分の感想を一言加えてみましょう。」
ということも意識してもらいました。
すると、
「休日は何をしていますか?」
と聞かれたときに、
「最近は映画を見ることが多いですね。特に〇〇系が好きです。〇〇さんは休日は何をされていますか?」
と自然に返せるようになりました。
さらに、
「私も映画好きです。」
と言われたら、
「本当ですか。最近何か見ました?」
と話を広げる。
こうした小さな変化を積み重ねた結果、女性との会話が以前より自然になりました。
そして、その後に出会った女性とは仮交際に進み、交際を重ねる中で、
「最初のお見合いから、すごく話しやすかったです。」
と言ってもらえるようになりました。
最終的にその男性は成婚されました。
最初から会話上手だったわけではありません。
「女性と何を話したらいいか分からない。」
「また断られるのが怖い。」
そう悩んでいた男性です。
変わったのは、話術ではありません。
「女性を楽しませなければ」から、「女性を知ろう」に意識を変えたことです。
仮交際に進めないとき、全部を改善しようとしない
お断りが続くと、
「年収を上げないといけない。」
「もっと面白くならないといけない。」
「服装を変えないといけない。」
「プロフィールを全部変えないといけない。」
と、何もかも改善しようとしてしまう男性がいます。
でも、それでは疲れてしまいます。
おすすめなのは、一度のお見合いにつき「一つだけ」改善することです。
例えば、
今日は「相手の話を最後まで聞く」。
次は「質問を一つ多くする」。
その次は「笑顔を意識する」。
その次は「自分のことを一つだけ深く話す」。
このように、一つずつ試していけばいいのです。
なぜなら、婚活は一気に完成させるものではなく、実際のお見合いを通じて改善していくものだからです。
「女性の審査が厳しい」と感じたら、自分の視点も変えてみる
女性からお断りされることが続くと、
「最近の女性は審査が厳しい。」
「何でも求めすぎじゃないですか?」
と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、女性側も同じように、
「男性から断られました。」
「自分では普通に話せたと思ったのに。」
と悩んでいます。
婚活は、男性だけが審査されているわけではありません。
女性も男性を見ています。
そして男性も女性を見ています。
だからこそ、
「女性に評価される自分になる」
という考え方だけではなく、
「自分も相手を見極めている」
という視点を持ってほしいのです。
お見合いは「合否判定」ではなく「もう一度会うかを決める場」
ここが今日一番お伝えしたいポイントです。
お見合いの目的は、
「この人と結婚するか決めること」
ではありません。
「もう一度会ってみたいか?」
を判断する場所です。
だから、
「この人と結婚したらどうなる?」
まで考えすぎなくて大丈夫です。
むしろ、
「もう少しこの人のことを知ってみたい。」
と思ってもらえれば十分です。
男性側も、
「この女性と結婚すべきか?」
と考える必要はありません。
「もう一度会ってみたいかな?」
くらいで考えてみてください。
このくらいの温度感のほうが、自然な会話が生まれやすくなります。
明日からできることリスト
1.「答え+質問」を意識する
女性から質問されたら、答えて終わりではなく、最後に質問を一つ返してみましょう。
例えば、
「休日は何をしていますか?」
「カフェに行くことが多いです。〇〇さんは休日は何をされていますか?」
という形です。
なぜなら、会話はキャッチボールなので、一方だけが質問する状態を避けられるからです。
2.相手の話に一言リアクションを加える
「そうなんですね。」
だけではなく、
「それ楽しそうですね。」
「僕もそれ好きです。」
「それは初めて聞きました。」
など、自分の感情を一言加えてみましょう。
なぜなら、感情が見えると、女性側が男性の人柄を感じ取りやすくなるからです。
3.「結婚したら」を少しだけ話してみる
「結婚したら休日は一緒に過ごしたいです。」
「家事はできることは自分でもやりたいです。」
など、自分の考えを少し話してみましょう。
なぜなら、女性が結婚後の生活をイメージしやすくなるからです。
4.相手との違いを「マイナス」と決めつけない
「自分と趣味が違う。」
「休日の過ごし方が違う。」
「食べ物の好みが違う。」
それだけでお断りする必要はありません。
「違うけれど、一緒に楽しめそうかな?」
と考えてみてください。
なぜなら、結婚生活では価値観が100%一致する相手のほうが珍しいからです。
5.お断り理由を人格否定と受け取らない
「フィーリングが合わない」
と言われても、
「自分には魅力がない」
という意味ではありません。
単純に、その女性とは会話のテンポや価値観の感じ方が合わなかっただけかもしれません。
なぜなら、同じ男性でも、女性によって評価は大きく変わるからです。
「仮交際に進めない=婚活に向いていない」ではありません
婚活を始めたばかりの男性ほど、
「3人連続で断られました。」
「5人続けて仮交際に進みません。」
と落ち込んでしまいます。
でも、ここで絶対にやってほしくないのが、
「自分は結婚できないんだ。」
と決めつけることです。
婚活では、たった数人とのお見合い結果だけで、自分の価値を判断することはできません。
相手の好みもあります。
タイミングもあります。
女性側の活動状況もあります。
すでに別の男性と交際が進んでいる可能性もあります。
仕事が忙しく、婚活への気持ちが一時的に下がっているかもしれません。
そもそも、その女性が「自分から申し込んだ相手としか会わない」という方針かもしれません。
つまり、お断りの理由は男性側だけにあるとは限らないのです。
カウンセラーとして一番伝えたいこと
婚活をしている男性に、私はどうしても伝えたいことがあります。
お見合いで断られたからといって、あなたの価値が下がったわけではありません。
そして、
仮交際に進まなかったからといって、あなたが結婚相手として不適格ということでもありません。
お見合いは、「人生のパートナーとして相性が良いかもしれない人」を探すための入り口です。
だからこそ、全員から好かれる必要はありません。
10人会って10人から好かれる必要もありません。
あなたと合う一人に出会えればいいのです。
ただし、その一人に出会うためには、出会い続けることが必要です。
そして、出会い続けながら、
「どうすればもっと自分らしく魅力を伝えられるだろう?」
と少しずつ改善していけばいいのです。
女性から「フィーリングが合わない」と言われた。
「価値観が違う」と言われた。
「将来が見えない」と言われた。
そんなときは、
「自分はダメなんだ。」
ではなく、
「この女性とはご縁が違ったんだ。」
そして、
「次のお見合いでは一つだけ変えてみよう。」
と考えてください。
その積み重ねの先に、あなたのことを「話しやすい」「一緒にいると安心する」「もっと会いたい」と思ってくれる女性との出会いがあります。
婚活は、誰かに選ばれるためだけの活動ではありません。
あなた自身も、「この人となら幸せな家庭を作れそう」と思える女性を探す活動です。
焦らなくて大丈夫です。
一つのお断りに、必要以上に傷つかなくて大丈夫です。
私たちカウンセラーは、うまくいったときだけではなく、落ち込んだときにも一緒に活動を振り返り、次の一歩を考えるためにいます。
「また断られた……」で終わらせるのではなく、
「では、次は何を一つ変えてみようか。」
そんなふうに、一緒に前へ進んでいきましょう。
あなたにとっての「たった一人」に出会うまで、諦めずに伴走すること。
それが、私たちカウンセラーの大切な役割だと思っています。

